1Q マークの真実
カールツァイスイエナの ある限られた年代の
デルトリンテム 等には、「1Q」マークが入っています。
このマークに意味があるのか、無いのか?
長い間、我が国の双眼鏡マニアの間でも、
よく論議が交わされていました。
ネット上でも、この種の質問を時々見掛けますが、
この 1Qマークの真実を やっと知り得る事が出来ました。
この事実を公開したのは、恐らくこの日本では、
これが初めてだと思われますが、
とても光栄な事だと嬉しく思っております。
また、この情報を知らせてくれた、
遠く離れたドイツ イエナの親友でもある同志に、
この場を借りて、心より感謝申し上げます。
結論から申しますと、この 1Qマークは、
当時 東ドイツの ドイツ品質 検査局 によって、
非常に厳格な審査にパスした製品のみに、
与えられる 名誉ある マークだったのです。
つまりは、カールツァイスイエナが、
自画自賛にて、刻んでいたのでは全く無く、
第三者機関によって、厳しい検査の結果、
与えられた 名誉の象徴だったのです。
それは、世界最高品質である事、世界最先端技術である事、
顧客からのクレームが一切ない事、安全性への準拠 等、
極めて厳しい基準が課せられていました。
後年のデルトリンテム から、何故 1Qマークが消えたか?
これで お分かりだと思います。
外貨獲得の手段として、日本 等でも、
OEM生産されていた、後年のデルトリンテム は、
誠に残念で悲しい事ではございますが、
もはや 1Qマークを 獲得するに至る品質では無かった、
と言う証でしょう。
逆を言えば、1Qマークが付いた当時の製品は、
それが、デルトリンテム であれ、テアティスであれ、
イエナ工場製であれ、アイスフェルド工場製であれ、
文字通り、その当時の「世界一の品質と性能 」の証なのです。
当時の カールツァイスイエナのクラフトマン達は、
この 1Qマークを、誇りに思って 刻み込んでいたに
違いありません。
1Qマーク、それは 東ドイツが世界に誇る、
世界最高品質と性能の証 であり、
最高の栄誉の象徴だったのです。
更に詳しい情報をお知りになりたい方は、
併せて、こちらをご覧下さいませ。
https://ameblo.jp/g-rock11/entry-12525884326.html